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メッサーシュミット P.1112 : ミニ英和和英辞書
メッサーシュミット P.1112[めっさーしゅみっとぴー1112]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

メッサーシュミット P.1112 : ウィキペディア日本語版
メッサーシュミット P.1112[めっさーしゅみっとぴー1112]

メッサーシュミット P.1112とは提案に終わったドイツのジェット戦闘機である。ドイツ空軍での使用を意図して第二次世界大戦末期にメッサーシュミット社が開発を行っていた。戦争の進行により、ナチスドイツが崩壊する以前に試作機の完成は妨げられた。しかしながらその設計は、戦後のアメリカ海軍の艦上戦闘機に、直接の影響を及ぼした〔。設計はヴォルデマール・フォークト。
== 設計と開発 ==
Me P.1112の開発作業は1945年2月25日に開始された。これはヴィリー・メッサーシュミットがメッサーシュミット P.1111の開発中止を決意した後のことである。この機体には標準装備として与圧コックピットと射出座席が要求されていた〔。本機はMe P.1111の代わりとなるべく、1945年3月3日から30日にかけてメッサーシュミット社のプロジェクト・オフィスの長であるヴォルデマール・フォークト(1907-1980)に設計された。Me P.1112の設計はP.1111のそれより急進性が少なくなり、またメッサーシュミット P.1110の設計開発からの教訓を取り入れていた〔〔。フォークトはMe P.1112が1946年中頃までに飛行試験を始められるだろうと推定していた〔。
計画では1基のハインケルHeS 011ターボジェットエンジンによって駆動することとなっており、3種のMe P.1112のデザインコンセプトが研究された〔。最後に提案された設計案では、Me P.1112/V1はV字形状の尾翼を使用し、胴体部側面に空気吸入口を設けていた。最初の2種は空気吸入口が翼根部分にあるMe P.1112 S/1、および胴体側面部に吸気吸入口のあるMe P.1112 S/2である。両機とも大型の一枚尾翼を有し、従来的な水平尾翼は備えられていなかった。全3種の設計案は胴体部の最大径が1.1mだった。外観上はメッサーシュミット社のロケット戦闘機であるメッサーシュミット Me163コメートの主翼設計と類似していた。操縦者は半ば横たわるような姿勢で座席に着いた。また射出座席が装備されていた。
Me P.1112 V/1の部分的なモックアップ、具体的には機の胴体前方部分がバイエルン州オーバーアマガウに設けられたコンラート・フォン・ヘッツェンドルフ兵舎で製造されていた。しかし、試作機の製造を開始できるようになる前に、メッサーシュミット社の施設はアメリカ軍によって1945年4月に占領されていた〔。
Me P.1112が完成することは無かったものの、この型式自体の設計研究が為されたとき、すでに後続の設計案がいくつか提案されていた。これらには夜間戦闘機型の提案が含まれていた。この機体は、翼根部分内部にエンジンを2基装備することを目指していた〔。
戦争の後、フォークトの無尾翼機の設計という成果は、アメリカの航空機会社チャンス・ボート・カンパニーによって利用された。彼はそこでF7Uカットラス艦上戦闘機の設計に関係した〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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